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やる気が出る動画-3

1995.10.9 UWFインター対新日。

まじでこの抗争は燃えました。ドームまで観に行ったのですが、満員御礼札止め。
仕方なく入り口からモニターを覗き込んで見ていたのですが、その入口の隙間を大判紙で塞がれるという事態にw

当時、私はプロレスへの興味は失せ、リングスやUWFインターばかりを観ていました。(結局リングスもUWFインターもプロレスだったわけですが…w)

UWFインターの山崎一夫の処遇を巡って、長州力と高田が会談したが決裂。それをきっかけにこの対抗戦が勃発。
武藤VS高田の初戦はなんと武藤の勝利。しかも正々堂々と「プロレス」をもってしての勝利。この試合以降、今日までドラゴンスクリューが大流行になるほどのインパクトがありました。

高田が負けたこともインパクトあったのですが、この対抗戦は、当時若手と呼ばれる第一・二試合が非常にバチバチしていて面白かったです。
ちなみに柴田勝頼選手はこの「石澤・永田vs金原・桜庭」の試合を観て、プロレスラーになることを決心したそうです。打撃での勝負に賭けた金原は裸足でボクサートランクスを履いての参加。「俺の蹴りは一流なんだ」の自負通り、鋭い蹴りを随所に放っていきます。

このあとも続く一連の対抗戦ですが…実は随分後に分かったのですがこれらもアングル、つまりは勝負が決まっていた、プロレスの範疇だったそうです。また騙された…

ことの内幕はこうです。
UWFインターから新日への移籍(しかも円満な)を考えていた山崎一夫(山ちゃん)のことで、高田と長州は電話で連絡を取り合っていたそうです。ちなみに山ちゃんは人望が厚いんだそうで、移籍は問題なく話がついたそうです。
その流れで高田はUWFインターが経営的に危機であること、外国人選手の招聘に多額のギャラを払っており、それが経済的に逼迫した状態を招いていることを相談しました。
そこで日本人同士の対抗戦をやることになったそうです。結果は大成功。
それまではドームクラスを満員にするには、著名外国人レスラーが必要だったのですが、日本人だけでそれが可能になったのだから、双方にとって最高の興行になったわけです。
ここから後の総合格闘技で大活躍する桜庭和志が出てくるのだから、プロレスラーって分かんないですね。
しかしもっと凄いのは、当時この対抗戦を観ていた佐山サトルが、桜庭和志を評して「UWFインターに凄い選手がいる」と見抜いていたことです。単なる普通のプロレスをしていて、勝ち星にも恵まれてなかったのに…やっぱ、天才は天才を知るですね。